Mini Marcos Owners Club Japan

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工作

センターコンソール作成

私の車体は内装がすべてが剥き出しのままだったので、センターコンソールを作成することにしました。特製の車体なので汎用性はないですが、多少加工すればいろいろつかえるかも…

まずは車体に合わせてベニヤで原型作成。

これから型を作ります。その為にサフェーサーを吹いて木目を消します。

乾いたところで、離形用ワックスを塗り、ゲルコート樹脂を塗布。

乾燥したらガラス繊維を樹脂で張り付けていきます。

型から原型を取りだし、型にワックスを塗り、ゲルコートを塗り、ガラス繊維と樹脂を塗布して製品が完成。

余分な部分を切り取り車体に設置

文章で書くと大したことはないのですが、終日作業しても原型製作に6日、型の製作に3日、製品の製作に3日とかかってしまいました。休日を利用して作っているので実際には数ヵ月かかっています。

サイドブレーキ部分まで出来たので、シフトレバーからステレオ、ヒーターユニットのカバー部分の原型作成に入りました。これが結構めんどくさいです。

続きはできたら報告します。

 

やってみた

なにかというと、アルマイト加工です。

色々なホームページにDIY でアルマイト処理の方法が載っておりまして、自分でもできそうだと思い、早速実験。

用意するものは、

1.希硫酸(廃バッテリー液)

2.工業用純水

3.アルミの針金&割りばし

4.12~15V電源

5.タッパ1.5リットルぐらい入るもの 2個

6.ステンレス鍋(ボールでもOK) 2個

7.カセットコンロ 2台(1台でも出来るけどタイミング会わせるのがめんどくさい)

8.温度計

以上

まずはアルマイト処理をしたいものを脱脂アルカリ系の洗剤でしっかり洗います。表面にザラツキがあると綺麗に見えないので、出来るだけバフがけなどをしてピカピカにしておくと良いです。

あ、洗ったらなるべく直に触らないように!

次にアルミの針金をアルマイトがかからなくても目立たないような場所に固定します。この時少しでも隙間があるとその部分もアルマイト処理がされてしまい、電気が流れなくなって失敗するので針金を穴等に挿して割り箸などを突っ込んでガッチリと針金と製品を接触させておきます。

タッパに鉛板をひっかけて陰極とします。表面積が対象物の1/2位あれば良いそうです。

先程のアルミの針金をつけた対象物を割り箸などに巻き付けながらタッパの中心になるように置きます。

そのタッパに、対象物が充分浸るように希硫酸を注ぎます。

希硫酸を服などにつけない様に気を付けてください。穴開きますよ。もしも、

付いてしまったら、すぐにアルカリ系の洗剤で中和してください。

 

まずは、対象物を電解研磨します。方法は、対象物にマイナス、鉛電極にプラスを繋ぎます。すぐに泡が出てくるので10秒ほどしたら電極をはずします。これで表面の酸化皮膜などが剥がれます。あくまでも研磨洗浄したあとの酸化皮膜なので薄いものに限られます。

次に電極を反転させて、対象物をプラス、鉛電極にマイナスを繋ぎ30分間通電させます。

この時電解液の温度が25℃を越えないように、出来れば15℃~20℃を保つようにするといいです。通電していると、温度が上がってきますので時々凍らせたペットボトルなどを入れて温度を下げると良いと思います。温度が上がりすぎると、アルマイトが溶けてしまうそうです。

その間に工業用純水を洗浄用にタッパに入れておきます。また、鍋またはボールに着色液をつくってカセットコンロで50℃程度まで温めておきます。あまり温度をあげてしまうと着色できなくなります。

今回は、寒かったので、電解液が10℃しかなかったので暖めようかと思いつつそのまま使用。

アルマイト処理1

結果、30分経っても13℃までしか上がらず、30分延長(16℃)しました。

その後、手早く純水で洗います。くれぐれも触らないように!

そのあと、着色液に浸けて50℃を保つように火をつけたり消したりして15分

アルマイト処理着色

その間に、純水を沸かしておきます。

それをまた先程のもので構わないので純水で洗浄して、沸かしておいた純水で15分ほど茹でます。この処理が封孔といいます。

アルマイト処理封孔

このあとは、普通に水道水で洗浄して完成です。

アルマイト処理完成品

結果、低温でアルマイト処理をしたので、硬質アルマイトに近い硬さがあるように感じます。一部封孔前に触れたためか、洗浄不足だったのか色がのっていないところがあります。ですが全体としては成功ですね。

実践されるかたは、くれぐれも気を付けて下さい~

では!